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業務システムのUIUXデザイントレンド5選!重要性と改善チェックポイントを解説

業務システムのUIUXデザイントレンド5選!重要性と改善チェックポイントを解説
久下 まなみ
業務システムのUIUXデザイントレンド5選!重要性と改善チェックポイントを解説

こんにちは、千葉県船橋市のWeb制作会社のマーケター・デザイナーの久下です。

業務システムのUIUXデザインにも、トレンドがあることをご存知ですか?

時代によって、注目されるものや求められるレベルは変わってきます。ユーザーファーストなデザインを設計するためには今のトレンドを理解していることが大切です。

そこで、今回は業務システムデザインのトレンドについて、その重要性や改善チェックポイントも合わせて解説していきます。

UIUXデザインとは

UI/UXデザインは、製品やサービスをユーザーがより快適に、そして直感的に利用できるようにするためのデザインのことです。

業務システムにおいて、UI/UXが優れていると、作業効率が向上し、ヒューマンエラーを減らすことができます。

一般的に「デザイン」と聞いて思い浮かべるような見た目を装飾するデザインに留まらず、ユーザー中心設計で使いやすさを優先し、ユーザー体験の向上を目的とするデザインをUIUXデザインと呼びます。

なぜ業務システムのUIUXデザイン改善が重要なのか

「今のデザインが好きだから満足している」、「予算や時間がなくて手をつけられていない」という理由で数年、数十年と改善をしないまま放置してしまっていませんか?

業務システムのUIUXデザイン改善を行うことで得られるメリットはたくさんありますが、主に以下の3つを軸に解説していきます。

業務効率の向上

UIUXデザインを改善し、操作手順がわかりやすくなることで操作ミスを減らすことや時間短縮に繋がり業務効率を上げることができます。

特に業務システムにおけるデザイン改善では、必要な情報にすぐに辿り着けるか、実行したい操作までのフローに無駄がないかを考え設計をし直します。

そして、改善後に分かりやすいマニュアルを作成することで、学習コストを削減できます。また、属人化されずに多くの人が理解しやすくなるため教育コストも削減することができます。

従業員・ユーザーの満足度向上

主に上記で述べた業務効率の向上によって、利便性が高まり従業員の満足度は向上するでしょう。

また、使いやすく分かりやすいシステムはユーザーの満足度を高め、リピート率向上にも繋がります。

使いやすい操作性と分かりやすい情報設計によってユーザーに快適な体験をしてもらい、「またこれを利用したい」という気持ちになってもらうことができます。

企業全体の競争力強化

従業員・ユーザー満足度が向上した結果、収益が向上することで市場での優位性を確立することができます。

UIUXデザインを改善することは、変化の激しい市場環境に対応する柔軟性を高めることにも繋がります。

また、そのほかの効果としては、ユーザー中心のデザイン思考が企業文化に影響を与えたり、データの収集・分析によってより効果的なマーケティング戦略が立てられることなどが挙げられます。

業務システムのデザイントレンド5選

アクセシビリティ

2024年4月1日から「合理的配慮の提供」が義務化され、アクセシビリティに注目が集まりました。

似たような言葉にユーザビリティやユニバーサルデザインがありますが、対象としているユーザーや考慮する内容に違いがあります。

アクセシビリティは、障害のある人や高齢の人を含んだあらゆる人が、製品やサービスを平等に利用できる状態を目指すものです。

アクセシビリティのガイドラインは「WCAG 2.0」と「JIS X 8341-3:2016」の2種類があり、いずれも国際基準として定められています。また、デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックは「JIS X 8341-3:2016」に従ってわかりやすくまとめられています。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

https://noveltyinc.jp/media/web-accessibility

https://noveltyinc.jp/media/reasonable-accommodation

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインとは、様々な種類のデバイス(スマートフォン、タブレット、パソコンなど)の画面サイズに合わせて、Webページのレイアウトを自動的に調整するデザイン手法です。

こちらは既に広く普及しているものになりますが、引き続き重要視され多くのWebサイトや業務システムデザインにおいて採用されています。

例えば、パソコンで見た時のWebページが、スマートフォンで見ると自動的に文字が大きくなったり、レイアウトが変更されたりします。これにより、どのデバイスからアクセスしても、快適にWebページを見ることができます。

AIの活用

業務システムのデザインにおいて、AIの活用は近年ますます注目されています。AIの導入により、従来の業務システムデザインが大きく変革しており、より高度でパーソナライズされたユーザー体験を提供できるようになってきています。

学習機能を用いることで、ユーザーの行動パターンや好みを学習し、パーソナライズされたユーザー体験を提供することが可能です。例えば、よく使う機能をトップに表示したり、過去の検索履歴に基づいた提案を行ったりします。

その他にも、ユーザーの次の行動を予測し事前に掲示する予測機能や、スキルレベルや状況に合わせてインターフェースを自動的に調整する適応型インターフェースが挙げられます。

今後AIの活用はどんどん進んでいくでしょう。データの質やセキュリティなど注意点もありますが、企業の優位性を高めるためにも取り入れることは大きなメリットとなります。

ダークモード

ダークモードとは、従来の明るい背景色(ライトモード)に対して、背景を黒色や濃い灰色にすることで、画面全体を暗く表示するモードのことです。近年、スマートフォンやパソコンのOS、様々なアプリケーションで採用されるようになり、業務システムにおいても注目されています。

目の疲労軽減や集中力の向上、バッテリー消費の抑制などのメリットがあると言われています。

パーソナライゼーション

パーソナライゼーションとは、個々のユーザーに合わせて、製品やサービス、情報などをカスタマイズすることです。

業務システムにおいては、各ユーザーの役割、スキルレベル、過去の行動履歴などに基づいて、ユーザーインターフェースや機能を最適化することを指します。

ユーザーインターフェースにおいては、レイアウトや色・フォントを個人の好みに合わせて変更できたり、機能面ではユーザーの役割や権限に応じてアクセスできる機能を制限することなどが挙げられます。

業務システムデザインの改善チェックポイント

UIデザイン

ボタンやアイコンの意味が直感的に理解できるか

直感的にクリックすることがわかるボタンデザインになっているか、アイコンがその操作内容と合った適切なものになっているかチェックしましょう。

また、アクセシビリティの面ではボタンのテキストが「詳しくみる」などではなく、その次のページで何を見ることができるのか具体的に書いてあることも大切です。

操作手順がわかりやすいか

どのページにいてもユーザーがアクセスしたいページに移動できたり、初めてシステムを利用するユーザーにとっても知りたい情報に辿り着ける操作手順・構成になっているか確認しましょう。

デザイン要素が統一され、そのデザインが持つ意味がわかりやすいか

全画面で同じ操作を表すものの用語やボタンの形状、色などが統一されているか確認しましょう。

同じ操作なのにページごとに毎回違うデザインになっているとユーザーの混乱に繋がります。

UIデザイン(機能面)

頻繁に利用する機能へのアクセスが容易か

そのシステムを利用する多くのユーザーが利用する機能へのアクセスが容易か確認しましょう。

いくつかのページを見て進まないと、その機能に辿り着けないということがないように注意が必要です。

入力の手間が省けるような工夫がされているか

よく利用される値をデフォルト値として設定することで、毎回入力する手間を省くことができます。例えば、日付のデフォルトを今日の日付に設定する、担当者のデフォルトを自分の名前に設定するなどが挙げられます。

「この項目毎回入力するの大変だな」と感じている箇所がないかチェックしてみてください。

アクセシビリティ

動画や写真のスライダーに一時停止ボタンがついているか

アクセシビリティの観点から、動画や写真のスライダーに一時停止機能が実装されているかどうかは、視覚障害者や聴覚障害者など、様々なユーザーがコンテンツを適切に利用できるかという点で非常に重要な要素となります。

アクセシビリティの達成基準としても、適合の最低レベルであるレベルAになっているので要確認です。

画像や図に対してスクリーンリーダーで音声で読めるよう代替テキストがついているか

代替テキスト(alt属性)といえば、SEO対策として検索順位に影響がある重要項目でしたが、アクセシビリティの面においても、スクリーンリーダーによる読み上げ機能が必要な人のためにとても重要な機能です。

イベントのチラシに対して、ただ「イベントのチラシ画像」と画像を説明するだけではなく、そのイベントの日時や場所について必要な情報を記載してあることが大切です。

色覚異常の方にも情報が伝わる色使いになっているか

Webサイトやアプリなど、視覚情報が重要なデジタルコンテンツにおいて、色使いは情報を伝える上で非常に重要な要素です。しかし、色覚異常の方にとっては、特定の色が正しく認識できないため、情報が正しく伝わらなかったり、誤解が生じたりする可能性があります。

文字と背景色のコントラストが十分に確保されているか、色の組み合わせに問題がないか(赤と緑などの混同しやすい色)を確認しましょう。

コントラストチェックツール

https://colorable.jxnblk.com/

まとめ

業務システムにおけるUIUXデザインのトレンドとその重要性・改善チェックポイントについて解説してきました。

満足度の高いUIUXデザインにアップデートすることは、企業としても大きなメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか。

改善チェックポイントをご活用いただき、当てはまる箇所が少ない場合はぜひシステムデザインの改善をご検討ください!

ノベルティは、ホームページ制作だけではなく、システム開発も行っています。また、UIUXやアクセシビリティを考慮したデザインの実績もございます。

ぜひお気軽にご相談ください。

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久下 まなみ

久下 まなみ

Marketer,Designer

見やすく使いやすいサイトを作れるようになりたい!と思い大学広報からWebデザイナーに転身。 ノベルティではマーケティングとデザインを兼業しています。 休日はフッ軽に旅行やカフェや美術館に出かけています。 いつかパリのディズニーに行くのが夢。

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