はじめてのUIデザイン！基礎知識やその重要性について

皆さんこんにちは、デザイナーの兼本です。
今回は一般的にも広く知られるようになって久しい「UIデザイン」について、はじめての方でもできるだけ分かりやすいようにまとめてみようと思います。

はじめに

UIという言葉は単体で使われることもあれば、デザインとくっつけてUIデザインと呼ばれることもありますし、UXというまた違う意味の言葉と合体してUXUI（UX/UI）という使われ方もします。

近年では認知度が高まってきたため、デザイナー以外の方や、もしかするとIT業界でない方でも、上記いずれかの言葉を耳にしたことがある方がいらっしゃるかもしれません。

しかし一般的に使われるようになってきた今だからこそ、今一度その言葉の意味や内容を明確にさせておくことが重要だと思います。

UIの定義

UIデザインのUIとは、User Interfaceの略で利用者と製品（サービス）とのすべての接点のことを言います。Webサイトやアプリで言えば、サイトの見た目や操作感などを指します。

よくUI＝サイトの見た目と思われがちですが、それだけでなくボタンの操作性なども含まれるため注意が必要です。

UXとの違い

よくUIと一緒に使われるUXという言葉があります。UIが見た目や操作性を意味することに対し、UXはUser experienceの略で、ユーザーが体験するすべてを意味します。ですので、UXはUIよりも広義な意味であり、UXの中にUIが含まれているという構造です。

簡単に説明すると、UIは見える部分も含めた「使いやすさ、見やすさ」を指すのに対し、UXは「使いやすさ、分かりやすさ」のことを指すと言えるでしょう。

UIが重要な理由

ここからはどうしてUIデザインが重要視されているのかについて見ていきます。

お客様の課題解決に直結する

Webサイト制作においてもUIの考え方はとりわけ重要になってきています。そもそもWebサイトを制作する目的はお客様の課題を解決することですが、お客様が気に入るものを作るのでは課題解決には結び付きません。

お客様ではなく、その先のユーザーが使いやすいと感じるものを作ることこそが課題解決につながるのです。

だからこそ、ユーザーの立場になって考えるUIが重要になってきます。

サービス利用率を上げる

多くのユーザーが使いやすいと感じるということは、サービスの利用率が高い状態であると言えます。UIはWebサイトにおけるユーザーのサービス利用率に大きく関係しており、どんなに優れたコンテンツや機能を備えていたとしても、UIが悪くユーザーが求めた情報に行き着けなければ、サービスがユーザーに定着しません。

しかし、良いUIを設計することでユーザーの満足度が高まり、サービスへの定着率が上がります。

優れたUIデザインとは？

最後に優れたUIデザインとは何かについて見ていきます。UX専門家のSteve Krugによれば、優れたUIデザインとは、「ユーザーに考えさせないデザイン」であるとしています。

つまり、ユーザーが初めてWebサイトに訪れた際に、感覚的に情報を理解し直感的に操作できるデザインということです。言い換えると、ユーザーが考え込んだり迷子になることなく、スムーズにアクションできるデザインとも言うことができます。

直感的に操作できるUI

「直感」にはユーザーの過去の体験が大きく関係していると言われています。例えば、過去に見たものや使ったことがあるものに再び出会ったとすると直感的に使い方が分かりますよね。そのため大事なことは、ユーザーが過去に使ったことがあるものを連想させるUIであるかどうかということです。

その具体例を1つだけご紹介しようと思います。

【例】スイッチ

UIを構成するパーツの1つに「スイッチ」と呼ばれるボタンがあります。Webサイトやスマホのアプリなどでもよく使われているため、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

このスイッチは、初見でも直感的に操作できるため、優れたUIデザインの代表例として挙げられます。

その理由は、このUIを見た時に過去に使ったことがある現実のスイッチをすぐに連想できるためです。そのため、UIの見た目ですぐにスイッチであることを認識でき、すぐに操作することができます。

このように、直感的に操作できるUIこそが優れたUIデザインであると言えるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はUIデザインについて、基礎知識やUIが重要な理由などを見てきました。特に、誤解されやすい「UIという言葉の意味」について。そして、「いかにUIの考え方が重要なのか」をご理解いただけたなら幸いです。

ノベルティでは優れたUIを実現させるために、日々研究しながらWebサイト制作に励んでいます。Webサイト制作において課題解決を図りたいと考えていらっしゃる方、ぜひ一度お問合せください！

それではまた。