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ノーコードツールStudioのメリット・デメリットとは?制作会社に頼むメリットについても解説!

ノーコードツールStudioのメリット・デメリットとは?制作会社に頼むメリットについても解説!
兼本 康平
ノーコードツールStudioのメリット・デメリットとは?制作会社に頼むメリットについても解説!

こんにちは!

デザイナーの兼本です。

今回はノーコードWeb制作ツール「Studio」のメリット・デメリットについて、Studioの導入を検討されている企業様やフリーランスの方向けに解説できればと思います。

はじめに

Studioがリリースされて早6年ほどの歳月が経ちました。

その間様々なアップデートが実施され、当初はできなかったことが最近ではできるようになったという事例も数多く見られます。

それに伴いStudioで制作したWebサイトのクオリティも、以前と比較すると明らかにレベルが向上したので、「ノーコードでここまでできるのか!」「自社でも導入を検討しようか…」と悩まれている方もいらっしゃるのでは?と思います。

そこで、著者が実際に1年使用してみて、制作会社視点で見たStudioのメリット・デメリットについて挙げてみました。

Studio制作のメリット

Studioでのサイト制作には、以下のようなメリットがあります。

  • プログラミングの知識がなくてもサイト制作ができる
  • デザインの自由度が高い
  • 共同作業ができる
  • 豊富なテンプレートと素材が充実
  • レスポンシブの対応が容易にできる
  • 日本語でのサポートが充実
  • 制作から運用までワンストップ

かなり充実しているので、1つずつ深掘りしていきたいと思います。

プログラミングの知識がなくてもサイト制作ができる

Studioはドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でWebサイトを作成できるため、HTMLやCSSといったプログラミング言語の知識がなくてもサイト制作が可能です。これにより、エンジニアに依頼するコストや時間の削減が期待できます。

ただし、ビジネスで運用していくことが目的の場合は、サイト構造などの知識が重要になってくるため、エンジニアが近くにいることに越したことはありません。

プログラミングの知識が浅い方が1人で制作を進める場合は、エンジニアにチェックしてもらいながら制作を進められる環境が理想的です。もし社内にそのような環境がない場合でも、外注してチェックを受けることをお勧めします。

デザインの自由度が高い

Studioはゼロからデザインを作成でき、グリッドレイアウトやフレックスボックスレイアウトなど、CSSでよく使われるレイアウトを直感的に操作できます。

また、7,600種類以上の豊富なフォントが標準搭載されており、オリジナリティのあるデザインを実現しやすいです。ちなみに、これらのフォントは有料Webフォントのため、Studio以外で使用すると料金がかかります。Studioはプランの中に含まれているため、Webフォントとしての契約は不要です。

さらに、アニメーション機能も充実しており、動きのあるサイトも制作可能です。

共同作業ができる

また、Studioは複数人での共同作業が可能で、リアルタイムで編集や進捗の確認ができます。チームでのWebサイト制作に適しています。

例えば20ページのコーポレートサイト制作を2人で担当する場合、10ページずつ分担して同時に制作を進めることが可能となります。また、リアルタイムで更新されていくため、2人のそれぞれのPCで同じページの編集画面に入り、編集や確認作業を行うことも可能です。

豊富なテンプレートと素材が充実

Studioにはプロのデザイナーが作成した高品質なテンプレートが豊富に用意されており、短時間で見栄えの良いサイトを作成できます。

上記で触れたようにプログラミングの知識が浅くて不安な方は、Studioのテンプレートを使用するというのも一つの手です。

テンプレートを制作しているのは大半がWeb制作会社であり、リリースするには厳正なStudio社の審査を通過する必要があるため、一定の品質は担保されており安心です。

また、サイト内で利用できる写真やアイコン素材も豊富に提供されているため、素材を用意できない場合は大変重宝します。

レスポンシブの対応が容易にできる

Studioでは、PC、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスの画面サイズに合わせて自動でデザインが調整されます。

ブレイクポイントごとに一つ一つ設定するのは大変な作業になるため、この機能はとても便利です。

あらかじめPCやスマホなどそれぞれのデザインの用意がある場合は、カスタマイズしてデザイン通りの設定にすることも可能です。ただし、この場合はデザインとは違う余白やフォントサイズに自動的に設定されてしまうこともあるため、多少余計に時間がかかることもあります。

日本語でのサポートが充実

Studioは日本の会社が開発した国内発のサービスのため、国内発のサービスのため日本語での問い合わせやサポートが受けられます。

日本の企業が開発しているため、海外製のツールに比べて、困ったときに迅速な解決が期待できます。

また、ブラウザ上の操作においても完全に日本語が元になっているため、言語の面で不安がなく、分かりやすい点も特長です。

制作から運用までワンストップ

StudioはWebサイトの構築、公開、運用までを完結できます。

通常、Webサイトをインターネット上で公開するためには、複数のステップと専門知識が必要です。しかし、Studioはこれら一連のプロセスを一つのプラットフォームで提供することで、制作者の負担を大幅に軽減します。

また、CMS(コンテンツ管理システム)、フォーム、分析機能も提供されており、外部ツールを別途用意せずとも完結できることもメリットです。

Studio制作のデメリット

さまざまなメリットがある一方で、Studioにも以下のようなデメリットが存在します。

  • 最低限の知識は必要
  • 機能やできることに制限がある
  • ベンダーロックインのリスク

ここでは、実際に利用してみて感じた、Studioのデメリットを紹介します。

最低限の知識は必要

ノーコードとはいえ、Webサイトの構造やデザインの基本的な概念(ボックスの構造、CSSの概念など)を理解していないと、ビジネスで運用していくような質の高いサイト制作は難しいです。

全く知識のない方が担当する場合は、Webの知識、デザインの知識、コードの知識などの身につける必要があるため、学習コストがかかる可能性があります。

機能やできることに制限がある

Studioは多くの機能が搭載されてはいるものの、一部に制限があります。

  • Studioフォーム送信後の自動返信メールが非対応 ※Zapierなど他ツールとの連携すれば対応可能
  • ページネーションの実装ができない
  • プレビュー画面と実際の公開画面で差異が生じる場合がある
  • ECサイト機能や会員管理システム、決済機能、ログイン機能などは標準では搭載されていない
  • HTMLやCSSなど、コードの書き出しはできない
  • 細かいデザインの制限

細かいデザインの制限に関しては、特に以下のようなポイントが不便に感じました。

  • デバイスごとの改行位置調整
  • パララックス効果の直接実装
  • 複雑な検索機能など

一方で、ECサイト機能や会員管理システム、決済機能、ログイン機能などは、外部サービスとの連携で補完できる場合もあります。ただし、複雑な機能が必要な場合は、従来の開発手法やより柔軟性の高いフレームワークを検討する必要があります。

ベンダーロックインのリスク

Studioに依存してサイトを構築するため、もし将来的にサービスが終了したり、料金体系や機能が大きく変更されたりした場合、別のプラットフォームへの移行が困難になる可能性があります。

まとめ

このように、Studioでのサイト制作はメリットが多い反面、確かにデメリットも存在します。サイト制作の種類や目的によってはメリットよりもデメリットの方が勝ることもあるため、プロジェクトごとに多方面からよく考えて判断することをお勧めします。

また、ビジネスで運用できる質の高いサイトを制作するためには、ある程度の専門的な知識が必要です。もし不安が残る方は、コストはかかりますが、制作会社に依頼することも検討されてみてはいかがでしょうか。

弊社は、Studioを活用したWeb制作のエキスパートであるStudio Expertsに認定されました。
アクセシビリティが担保されたデザイン性の高いサイト制作が可能です。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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兼本 康平

兼本 康平

Designer

若き日にジブリの背景を描くことを夢見て上京。ところが、気付いたら保育士になっていました。30を過ぎた頃、子どもも好きだけど、やっぱりクリエイティブなことが好きだ!ということに気付き、デジハリを経て未経験からWebデザイナーに転職。ターゲットの心に響く魅力的なビジュアルデザインができるように日々頑張っています。休日は、風景画の作品を制作したり、そこら辺を散歩したりしています。運動不足を何とかして解消したいと考えている今日この頃です。

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