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media今更聞けないSSLの基礎知識!重要性や導入のメリット


こんにちは。
千葉県船橋市のWEB制作会社 ノベルティ広報担当のなかむらです。
突然ですが、みなさんはSSLを知っていますか?ウェブサイトやセキュリティ強化のためにSSLを取り入れているけれど、仕組みや違いはあまり分からないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、SSLとはなにか、そしてその重要性などについて解説します。
SSLとは?その役割や仕組み
SSLとは「Secure Sockets Layer」の頭文字をとったもので、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのことです。
個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを暗号化することで、安全な通信を行います。
SSLの役割
SSLには、2つの役割があります。それぞれの役割について解説していきます。
暗号化通信
「共通暗号方式」と「公開暗号方式」の両方を用いて、インターネット上のデータを暗号化することで第三者からの盗聴や情報の改ざんを防ぎます。
サイト運営元の確認
SSLを導入することで、ブラウザから信頼された認証局が発行したSSL証明書の取得が可能です。
SSL証明書には、サービスの提供者が誰なのかを登録する必要があり、SSL証明書を通して運営元が誰なのかを利用者は確認することができます。
SSL証明書については、この後詳しく説明していきます。
SSL暗号化の仕組み

1.接続の要求
クライアントがサーバにSSLを要求する。
2.サーバ証明書と公開鍵をクライアントに送付
クライアントのブラウザに搭載されているルート証明書で署名を確認し、SSLサーバ証明書を検証。
3.共通鍵を暗号化しサーバへ送付
クライアント側で共通鍵を生成し、公開鍵を元に暗号化しサーバに送信。
サーバに送信された共通鍵は、サーバで保持している秘密鍵で複合され、共通鍵が取り出される。
4.SSL暗号化通信開始
生成された共通鍵を使用し、気密性の高いデータを暗号化しサーバへ送信。
サーバは、受け取った暗号データを共通鍵で複合し、データを取得する
SSL化しているサイトとしていないサイトの見分け方

「http」と「https」の表示の違い
「http(Hyper Text Trnsfer Protocol)」「https(Hyper Text Transfer Protocol Secure)」は、ブラウザでホームページの内容を表示させるためウェブサーバと通信させる仕組みのことです。
暗号化されていれば「https」、暗号化されていなければ「http」と表示されます。
「保護された通信」と「保護されていません」の表示
ユーザがより安全に安心にインターネットを利用できるよう、ブラウザ表示の工夫が施されています。
常時SSL対応を推奨しているGoogleは、2018年7月アップデートにより、SSL化していないサイトにアクセスした場合「保護されていない通信」と警告表示がされる仕様変更がされています。反対にSSL化されているサイトは「保護された通信」と表示され、ユーザは安心感を得られるようになりました。
Googleからの警告を無視し、サイトにアクセスするユーザは少ないでしょう。また、常時SSL化をしていないサイトは企業の信用を損なう可能性もあります。
SSLは必要?導入のメリット
どこにいてもインターネットと繋がる時代になり、インターネット利用者が増えてきていますが、同時にネット犯罪の危険も高まっています。
常にネット環境にアクセスできる時代だからこそ、個人情報などのセキュリティを強化しなければなりません。
ここでは、SSLを導入することで得られるメリットについて解説します。
リスクを防ぐことができる
SSLを導入するメリットとして
- リスクを防ぐことができる
- 運営元の信頼を獲得することができる
- 訪問者に安心感を与えられる
- SEO効果が期待できる
が挙げられます。
ひとつひとつ解説していきましょう。
なりすましやフィッシング詐欺の防止
ウェブサービスやネットバンクなどのサイトを本物そっくりに作り、個人情報や決済情報、IDやパスワード、などを不正に入手しようとする「フィッシング詐欺」と呼ばれている不正行為を防止します。
盗聴防止
データ通信を盗聴(盗み見)することで、個人情報などを悪用されるリスクを軽減します。通信が暗号化されることで情報の解読が難しくなるためSSLを導入することで悪用されにくくなります。
改ざん防止
データの改ざんにより、注文内容などを改ざんされるリスクを軽減します。発注内容などが第三者により変更されていないことを保証します。
運営元の信頼を獲得することができる
SSL導入することで得られるSSL証明書には、大きく分けて2つの役割があります。
役割の一つとして、通信相手に偽りがないことを保証するが挙げられます。
そしてもう一つは、SSL証明書に含まれる鍵を用いて、ブラウザとサーバ間でやり取りされる個人情報やクレジットカード情報などの通信データを暗号化することです。
SSL証明書は、認証局がサイト運営元の確認を行ったうえで認証をし発行されるものです。そのため、ユーザーは個人情報などを送信する際に、運営元の確認をすることができるので安心して情報を送信することができます。
SEO効果が期待できる
SSLを導入することで、ウェブサイトが検索エンジンの上位に表示されやすくなります。常時SSL化することにより、Googleなどの検索エンジンから「ユーザーが安心して利用できる有料なコンテンツである」と高く評価されます。
その結果、SSLを導入しているウェブサイトは、導入していないウェブサイトに比べ、検索エンジン上位に表示されやすくなり、アクセス数を伸ばすことができるようになるのです。
SSLの種類
独自SSLの種類は、3つあります。それぞれに特徴があり、用途に応じて使い分ける必要があります。
ドメイン認証型
ドメイン認証は、独自SSLの中で最もシンプルなものでドメインの持ち主のみ適用され、個人でも利用可能なものです。
ウェブ上で申請手続きが完了し、短期間で証明書の発行ができます。最も安価で年額だけでなく月額払いにも対応している証明書が多いことも特徴です。
企業認証型
企業認証とは、ドメインの持ち主であることに加え、企業の実在性を証明します。第三者データベースと照合し、合法的に登録されている企業であるかどうかを確認した上で、認証されます。
ドメイン認証型に比べ信頼性は高く、費用は5万円~10万円程度かかります。
EV認証型
EV認証とは、ドメインの持ち主であることに加え、企業の実在性を最も厳格に証明します。世界的な認証ガイドラインに基づき、厳格な審査のうえ認証されます。
EV認証型は、アドレスバーが緑に表示され視覚的にアピールすることができるなど、そのサイトの信頼性を最も高めることができます。
EV認証型は独自SSLの中で最も信頼性が高く、費用は10万円~数十万円かかります。
セキュリティを強化し安全で信頼性の高いウェブサイトを運用しよう
SSLとは安全に通信するために重要なデータを暗号化して送受信する仕組みのことです。SSL通信はウェブサイトを運用する上で、最低限必要なものであるといえるでしょう。
ですが、SSLの導入には専門知識が必要です。株式会社ノベルティでは、専門知識がない方でも安心。SSLサーバ証明書発行の手続きやサーバへの設定まで対応いたします。初めてのホームページ制作や、リニューアルをしたいという方も安心してお任せください。
また、SSLだけでは防げないサイバー攻撃にも対応可能です。保守管理・運用サポートでは、そんなWeb運営の不安を解消するため、メンテナンスやアップデート、バックアップ、セキュリティ対策など健全なWeb運営のために必要な作業をまとめてご対応しています。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
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