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media参考サイト、どう見るべき?Webデザイナーが教える3つのチェックポイント


こんにちは!デザイナーの西田です。
自社サイトをWeb制作会社に依頼し、デザインの方向性を決めようとしたときに、「イメージに近い参考サイトはありますか?」と質問されて困ったことはありませんか?
- 何をもって参考にしたらいいかわからない。
- そのまま模倣したサイトを作るのでは?
- Webサイトに詳しくないからうまく説明できない
そんなふうに戸惑われる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、参考サイトの“見方”や、選定・共有時に意識すべきポイントを解説します。
Web制作を発注するご担当者さまや、Webデザインを学び始めたばかりの方にも役立つ内容になっていますのでぜひご覧ください。
そもそも、参考サイトとは?
Web制作の現場でよく使われる「参考サイト」という言葉。これは、デザインや構成の方向性を定めるために見る、お手本のようなWebサイトのことです。
似た表現では「ギャラリーサイト」や「インスピレーションサイト」などとも呼ばれますが、「こういうサイトの雰囲気、いいな」と感じたものを共有することで、制作側との認識のズレを防ぐための材料になります。
実際にGoogleなどで「Webデザイン 参考サイト」などと検索すると、たくさんの参考サイトをまとめているサイトが出てきますので、そこからイメージに近いサイトを見つけていきます。

なぜ参考サイトが必要なのか?
参考サイトを探す目的は、単に「真似をするため」ではありません。
そのままコピーするのではなく、“共通認識をつくるための手がかり”として使っています。
たとえば、同じ「シンプルなデザイン」でも、白を基調にしたもの、色数を絞ったもの、余白を活かしたものなど、さまざまな表現があります。言葉だけでは伝わりにくい部分を補うのが、参考サイトの役割です。
言語化が難しい感覚的なイメージや印象をビジュアルで共有し、制作側とのズレを防ぐことで、円滑なプロジェクト進行につながります。
実は参考サイトを見ることは、デザインを制作するうえで方向性やプロジェクト関係者の認識を合わせるために、とても重要な工程なのです。
参考サイトのどんなところを見ればいいのか?
参考サイトを探すとき、「なんとなく雰囲気がいい」と感じたことはありませんか?
その“なんとなく”をもう一歩掘り下げてみることで、自社サイトの方向性を整理しやすくなり、制作側にも伝わりやすくなります。
ここでは、参考サイトを見るときに注目したいポイントを3つに絞ってご紹介します。
「どこを見ればいいかわからない…」という方にも、すぐ実践できる視点です。
① 全体の印象や雰囲気
まずは、サイトを開いた瞬間に感じる全体の「空気感」や「雰囲気」に注目してみましょう。 この直感的な印象は、お客様にとっての第一印象と直結する、大切な要素です。
たとえば、こんな印象を受けることはありませんか?
- 落ち着いていて信頼感がある
- 明るく親しみやすい
- スタイリッシュで先進的
このとき、「自社が目指したい印象に近いかどうか?」という視点で見てみると、方向性が見えてきます。
印象を言葉にするコツ
「いい感じ」という感覚を、制作側にうまく伝えるのは難しいものです。
そのときは、次のようなポイントに注目して、印象を分解してみてください。
- 色のトーン(明るい/落ち着いている/鮮やか)
- 写真の雰囲気(人物が多い/商品中心/無機質)
- 文字の雰囲気(大きめで読みやすい/細めで洗練されている)
- 余白の取り方(詰まっている/ゆとりがある)
これらをもとに「このトーンはうちに合っていそう」「もう少しやわらかい雰囲気にしたい」など、簡単な言葉でOKですので、気づいたことをメモしておくと、あとでとても役立ちます。
サイト種別や写真にとらわれすぎないコツ
参考サイトを見るときに大切なのは、「同じ業種のサイトだけを見る」という見方にこだわりすぎないことです。
業種が異なっていても、印象やデザインの方向性、構成の工夫など、学べるポイントはたくさんあります。
また、使用されている写真に目がいきすぎてしまうと、実際の自社サイトとの印象にギャップが生じることも。
写真はあとから差し替え可能な要素ですので、“雰囲気のベース”や“印象の作り方”に注目することをおすすめします。
② 情報の整理・見やすさに注目してみる
Webサイトは「どの情報を、どの順番で、どう見せるか」がとても大切です。
情報が整理されていると、初めて訪れたユーザーも迷わず必要な情報にたどり着けます。
参考サイトを見るときは、こんなポイントを意識してみてください。
- ページ構成はわかりやすいか(ナビゲーション、メニューなど)
- 最初に何が伝わってくるか(キャッチコピー、メインビジュアル)
- 目的のページにスムーズに進めるか(導線設計)
これらを見ながら、「この流れは見やすい」「うちのサイトではこうしたい」といった気づきをメモしておくと、サイト設計のヒントになります。
特に「情報が多いサイトを検討している」「いろんなお客様が見る可能性がある」という場合は、情報の並び方や、余白の使い方、視線の動きにも注目してみてください。
③デザインの細かい部分に目を向ける
もし可能であれば、デザインの細部にも意識を向けてみましょう。 大きな印象は、こうした「細かい部分の積み重ね」でできていることも多いからです。
たとえば、参考サイトで次のようなポイントを見てみてください。
- 色の使い方(どの色がメインで、どう補色されているか)
- 文字の読みやすさ(サイズ、行間、フォントの印象)
- 余白やレイアウト(窮屈に感じないか、視線が流れるか)
- ボタンやリンク(わかりやすく、操作しやすいか)
そして、「このボタンの形が好み」「このページはすっきりしていて心地よい」といった感覚的な意見でも大丈夫です。
制作側にとっては、こうした感想が大きなヒントになります。
伝え方に自信がなくても、「ここが好き/ここは違うかも」と感じたことを、まずはそのまま言葉にしてみてください。
それでも参考サイトがよくわからない場合は?
ここまで参考サイトの活用についてお伝えしてきましたが、
「たくさんありすぎてよくわからなかった」
「探してみたけれど、イメージに合うものが見つからない」
「いくつか見たけれど、自社に合っているかわからない」
というお声もよくいただきます。
その場合は、ヒアリング内容をもとに、制作側からイメージに合いそうなサイトをご提案することも可能です。
業界やターゲット、扱うサービスの特性を踏まえた上で、方向性を一緒に整理していきますので、どうぞご安心ください。
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まとめ
参考サイトを見る=「完成形を探すこと」と思われがちですが、本当の目的は“方向性を見つけるための対話の材料”を集めることです。
- どんな雰囲気が自社に合っているか
- どんな構成だと伝わりやすいか
- どんなデザインがしっくりくるか
こうしたポイントを考えながら参考サイトを見ることで、完成したときに「思っていた通り!」と感じられるサイトづくりにぐっと近づきます。
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