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media【WordPress】ブロックエディタとクラシックエディタって?


こんにちは。千葉県は船橋市にてホームページ制作を行う株式会社ノベルティの安齋です。
弊社にサイト制作をご依頼いただく際、古いWordPressサイトからリニューアルを検討されている方も少なくありません。
同じWordPressだから移行も簡単でしょ?って思いますよね。
でも、WordPressにもバージョンってものがあんねん…
日々アップデートを遂げるサービスはマイナーチェンジから大きな仕様変更まで様々。
今回はその中で現在のWordPressで推奨されている新しいエディタ「ブロックエディタ(Gutenberg)」と、以前使用されていた「旧エディタ(classic Editor)」についてご説明いたします。
サイト制作時のお打ち合わせで話題に上がることが多いので記事にいたしました!
このコラムでわかること
- WordPressのエディタってそもそも何?
- 旧エディタ(Classic Editor)とは
- ブロックエディタ(Gutenberg)とは
- 各エディタのメリット、デメリット
ブロックエディタ(Gutenberg)とは
「エディタ」と一言で言ってもどのようなものかイメージがつかない…って方もいらっしゃるのではないでしょうか?
WordPressのエディタとはブログや新着情報などの更新を行う際本文を入力する部分のことです。
コンテンツを作成する上で、文字の装飾や位置の指定、画像や見出しの挿入などを行えるようになっています。
旧エディタ

ブロックエディタ(Gutenberg)

編集画面を見ていただくと、一目で違いがわかりますよね。
あれ?今使ってるサイト、旧エディタだよって方いませんか?
WordPressにブロックエディタが登場したのは2018年。
大規模なアップデートに伴い、従来のエディタからブロックエディタへ生まれ変わりました。
なんということでしょう。某匠もびっくりの大変身です。
旧エディタとは機能も使用感も大きく変わりました。
ブロックエディタの正式名称は「Gutenberg(グーテンベルク)」ですが、私たちは「ブロックエディタ」と呼ぶことが多いです。
この記事ではブロックエディタの表記で統一いたしますね。
では次に各エディタについてご説明いたします。
旧エディタ(Classic Editor)とは
WordPressがバージョン5.0にアップされるまでの間、長年に渡り用いられてきたエディタ。
「Benny(ベニー)」という名前が付いているテキストエディタです。名前付いとったんか、君。
編集画面の真上に装飾のアイコンが並んでいます。
投稿画面には感覚的な操作が容易な「ビジュアルモード」と、コードの編集が可能な「テキストモード」に分かれています。
現在公式のWordPressが推奨しているのはブロックエディタ。
そのため、クラシックエディタは今(WordPress5.0以降)はプラグインをインストールしないと使えない旧エディタです。つまりデフォルトでは使用できないということです。
Classic Editor はプラグインで再現できる
「Classic Editor (クラシックエディタ)」とも呼ばれており、同様の名称のWordPress公式プラグインを使用すると、新しいサイトでも旧エディタを再現することが可能です。
「そしたら、使い慣れてる前のエディタがいいから、再現できるならこっちにしてや~」
ちょっっとまった!!!
Classic Editorの公式サポート期間は現在2024年までとされています。エディタの切り替わり当初は2022年末とされていたため少しだけ延命してはいるのですが、現状はいつサポートが終了してもおかしくないもの。
今後新規でサイトをお作りになるお客様には、いつサポートが終了してしまうかもわからないものはあまりオススメできないため、安心して使っていただける新しい「ブロックエディタ」への移行をお願いしています。
ただし、長い期間使用されていた旧エディタには機能拡張のプラグインなどもたくさん。
様々な現状の機能の利用状況などを鑑み移行に二の足を踏んでいる方も少なくないのでは?
(個人的には私も旧エディタ好きですよ)
Classic Editorのサポート期間が延びている背景にはブロックエディタへの移行があまりすすんでいないという現状が考えられます。
Classic Editorを継続して使っている理由
- ブロックエディタに対応していないテーマを使用している
- ブロックエディタに対応していないプラグインを活用している
- 長期間旧エディタを使用しているため、使用感が変わるのが嫌
「今使っている機能はリニューアル後も使いたい」などご要望やご不安がある場合は是非ご相談ください!一緒に実現方法を考えます!!
もう一度言おう、Classic Editorはいつサポートが終了してもおかしくないもの!!
現在、WordPressはブロックエディタを軸に開発を続けているため、長い目で見ると移行できるタイミングでブロックエディタに切り替えることをオススメします。
いつバルスするか分からないのにおびえるのは嫌だよ…
ブロックエディタ(Gutenberg)とは
上記でも触れたように、WordPressにブロックエディタが登場したのは2018年。
現在のWordPressの標準的な記事編集エディタです。
ブロックエディタの特徴はブログの記事内に「ブロックの集合体」があるという形式。1行の塊を1ブロックとみなし、ブロックを積んでいくことで1つの記事を作っていくという仕組みです。
Gutenbergの由来
Gutenbergの名称は、活版印刷の技術を発明したとされるヨハネス・グーテンベルグの名からきています。ヨハネス・グーテンベルグは木版印刷や書き写しで書籍を作っていたヨーロッパに、活版印刷の技術を用いて文化の発展に大きく貢献しました。
Gutenbergは新しいエディタの技術を用いて更なる技術の革命と発展の想いが込められた名称なのかもしれません。
皆様ご存じのように、WordPressはバージョンアップを繰り返しています。従来のエディタからブロックエディタへ変わったことで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ブロックエディタのメリット
- 直感的な操作が可能
- ブロックごとに要素が分かれているためコンテンツの入れ替えが楽
- タグやCSSの知識が不要
- 豊富な装飾
更新のしやすさが魅力
旧エディタよりもより直感的に操作が行えるようになりました。
「WordPressなんて触ったことない…」というご担当者様にはクラシックエディタより断然操作しやすい画面になっています。(更新にあたっての操作性はアメブロなどにより近くなったように思います)
▼アイコンが付くことでより機能が分かりやすくなりました

従来のエディタを使っていらっしゃった方には少し戸惑う部分もあるかと思いますが、弊社ではサイトの更新マニュアルを作成しお渡し、操作方法のレクチャーから納品後のサポートまで行っておりますのでご安心ください。
余計なタグが入らない
旧エディタはすっきりとした編集画面である一方、課題もありました。
「メディアモード」で投稿を作成した際、操作の過程で余計なタグが入ってしまい表示が崩れてしまうこともしばしば…メディアモードではきれいに見えていても、「テキストモード」を確認してみるとたくさんの<p>タグが…!!なんてことも少なくありませんでした。
SEOの観点からも、ページ内に不要なタグが貼っていることは望ましくありません。
その点、ブロックエディタではブロックごとに要素の設定が行えるため余計なタグが入りません。上手に使いこなせるようになると、作業時間の短縮にもつながります。
ブロックエディタのデメリット
旧エディタはエディタ機能の部分がテーマ側に任されていた形式だったため、テーマごとに異なるカスタマイズが行われていたりWordPressのアップデートの影響を受けにくいのが特徴でした。
しかし、ブロックエディタはWordPressの本体側の機能のためバージョンアップ時にはダイレクトに影響を受ける形となっています。弊社側でも適時対応は行っていますが、現在ももりもり成長中の機能ですので、アップデートに伴い無くなる機能も出てくる場合もございます。
旧エディタ記事をブロックエディタに変換できる?
旧エディタで更新していた記事をブロックエディタのサイトへの移植は可能なのでしょうか?
旧エディタの環境や、テーマ独自の装飾がどの程度使用されているかなどが大きく関わってくるため、現在お使いの環境を見せていただき精査することは必須ですが技術的には可能です。
テーマ独自の装飾が多く用いられている場合などは移植が難しい場合や、ブロックエディタできれいに表示を行うためにサイト公開前にデータの整備をお客様へ依頼する場合もございます。
「せっかく書いた記事は無くしたくない」というご要望も少なくありませんので、旧エディタのサイトからブロックエディタのサイトへ移行する際の記事を残す方法についてはいくつかご提案をさせていただきますので、ご安心ください。
まとめ
この記事ではブロックエディタと旧エディタの比較と解説を行いました。
ブロックエディタ登場当初は「使いづらい!」との声も上がっていましたが、現在も開発が進んでいる様子を見る限りしかるべきタイミングでエディタの移行は行うほうがベターと言えます。
弊社では現在のサイトの状況や、サイトリニューアルの際のご心配事もヒアリングさせていただいた上で方向性を確定し制作を進めさせていただきます。
株式会社ノベルティでは、新規のサイト制作やLP制作だけでなくリニューアルも多く行っています。
古いサイトからリニューアルを検討されている方も、気兼ねなくご相談いただけますと幸いです!
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