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media【Adobe illustrator】デザイナーのためのイラレ時短術


こんにちは!
デザイナーの兼本です。
今回はAdobe illustrator(以降イラレ)の時短術について記事を書いていきます。
ある程度ツールの使い方に慣れてきたデザイナーの皆さん。次はなんとかして作業を効率化したい!とそう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もイラレの使い方にある程度慣れてきた頃、もっと作業を効率化したいと思うようになりました。なぜなら、作業効率化することによって大きなメリットがあるからです。
イラレの時短術について触れる前に、まずは作業効率化することによるメリットについて考えてみましょう。
効率化のメリット
効率化の最大のメリットは余裕が生まれることです。
デザイナーである限り必ず納期があり、そこに間に合わせるためについ焦ってしまいがちです。そして時には妥協してしまうこともあります。
しかし余裕が生まれることで、アイデア出しなど大事なところにもっと時間を割くことができるようになります。
そして、確認する時間もちゃんと持てるためケアレスミスも減るようになります。
さらには、細部までこだわる時間を持てるため完成度も上がるようになります!
このように見返りが大きいため作業効率は上げておいて損はありません!何もイラレに限った話ではないですが、今回はデザイン界で最もメジャーなツールの一つであるイラレに焦点を当てました。
それでは、イラレの時短術について見ていきましょう。
イラレ時短術の主な機能
ショートカットキー(カスタム機能)
機能のメリット
イラレを使用する中で、デフォルトで設定されてあるショートカットキーを覚えるだけでも作業効率は上がります。しかし、すべての動作を網羅しているわけではないのでこれだけでは限界があるんです。
そこで、ショートカットキーをカスタムできる機能を使えば格段に効率化は進みます!
使い方

「編集」→「キーボードショートカッキー」
から自分のお好みの設定ができます。
設定したデータは、セットから自分用に保存することも可能です!
特にここでおススメなショートカットキーが、上下左右揃えです。
一例として私が普段使用しているショーカットキーを載せておきますので参考にしてみてください。

アクション機能
機能のメリット
アクション機能は、ワンクリックで動作が完了するのでショートカットを覚えるのが大変という方にとってはお勧めです。
使い方


「アクション」→「新規アクションを作成」→「記録」
という流れで、一連の動作を記録し保存することができ、一度設定すれば後は「実行」を押すだけで保存した動作を発動してくれます。
また、上記のように線幅を細かく指定したりと、ショートカットキーだけでは補えないことも出来るので便利です!
スクリプト
機能のメリット
イラレにはスクリプト機能というものがあり、これは本来イラレにない機能を追加したり自動化したりするプログラムを指します。イラレだけではできない効率化のための機能が豊富に用意されているので便利です!
使い方
スクリプトの使い方はまず、
ネット上でスクリプトファイルをダウンロードします(ダウンロード先に注意!)
※ダウンロード先は、Adobe>Adobe Illustrator 2023>Presets>ja_JP>スクリプト(Adobe Illustrator 2023の場合)
正確に上記のファイルに入れないと、イラレ上で表示されないので気をつけてください。

次に、イラレ上で「編集」→「スクリプト」をクリックすると、スクリプトファイルに入れた各々のスクリプトが表示されます。
それをダブルクリックすると動作が発動するようになっています。
これでスクリプト自体は使用できますが、1点だけ発動するのに多少の手間がかかるというのが唯一のデメリットなんです。
それを解消するために最後にお勧めしたいのが、SPAiというアプリになります。

「SPAi」とは、スクリプト”を一覧表示できてすぐに起動できる、Illustratorとは別に起動するソフトです。SPAiはこちらの公式サイトから無料でインストールできます。

インストールが完了したら、次回からイラレを起動した際に上記のようなスクリプトパネルが表示されるようになります。イラレのスクリプト機能と同様に、発動させたいスクリプトをダブルクリックすればすぐに発動するようになっています。便利ですね〜!
おすすめのスクリプト
アートボードの書き出し

このようなダイアログボックスが表示され、詳しい設定までできるようになっています。また、一度設定すれば情報が記録され次回から自動で同じ設定にしてくれるので、同じデータを何度も書き出しが必要な際に重宝しますよ!
テキストを行とタブで分割

Excelデータやスプレッドシートからコピペした文字を一度で行ごとにバラすことができるので、情報が多いデザインをする際などにとても便利です!
アートボード短形


アイキャッチやバナー制作ではアートボードサイズの背景が必要になってくる場合が多いですが、この機能を使えば一発で背景を生成してくれるので便利です!
オブジェクトの入れ替え


2つのオブジェクトの位置を入れ替える際に便利です。その位置を保ったまま入れ替えてくれるので意外にも重宝します。
文字位置そのままで方向揃え


テキストを段落揃えを変更する際に、文字の位置が変わってしまうことがよくあります。その時に便利なのがこの機能になります。例えば中央揃え→左揃えに変更した際に、このように文字位置が移動せずに揃ってくれます!
アイソメトリック図形


細かい調整はできませんが、簡単なビジュアルを作りたい時に一瞬でこのような立体が出来上がるので便利です。それに、ちょっと感動します!
このように便利な機能でかつ無料で配布されているスクリプトが他にもたくさんあります。ぜひ、ご自身でお好みのスクリプトを見つけてみてください!
参考までにスクリプトについてまとめてくださっているサイトを掲載しておきます。
【Illustrator Scripts】
https://onthehead.com/
まとめ
私の場合はアクション機能はほとんど使用せず、主にショートカットキーとスクリプトを使用しています。SPAiを導入してからは、特に保存が楽に行えるようになり、トータルで考えた時にかなり時短できているように感じています!
いかがでしたでしょうか!?少しでも参考になっていたら幸いですし、これを機にぜひご自身に合った時短術を探してみてください。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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