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mediaアクセシビリティカンファレンスCHIBA 2026を開催しました!

こんにちは!エンジニアの徳山です。
9月5日(土)に「アクセシビリティカンファレンスCHIBA 2026」が開催されました!
ノベルティのメンバーは全員実行委員として、開催に向けての準備や当日の運営を行いました。
今回は、カンファレンス当日の様子や、実行委員としてカンファレンスの開催を通して感じたことをレポートしていきます。
ノベルティではウェブアクセシビリティ向上支援を行っています。ウェブアクセシビリティについて分かりやすくまとめた「アクセシビリティの教科書」という資料を無料でご用意しておりますので、ぜひ下記よりダウンロードしてみてください!
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アクセシビリティカンファレンスCHIBA 2026とは?
アクセシビリティに取り組む企業や団体、個人の情報発信や交流、多種多様な業種・業界での状況、関連するサービスに触れる機会の創出を目的として、2025年に「アクセシビリティカンファレンスCHIBA」を開催しました。
今年は2回目となり、会場の規模を1.5倍に拡大して開催しました。
今回新たに、さまざまなプロダクトを実際に見て触って体験してもらえる「体験ブースエリア」や、会場とオンラインからコメントを募集する「コメントひろば」、いただいたコメントを紹介する「アッカンRadio」の企画など、オンライン・オフラインともに「体験」を重視した内容にしました。
開催テーマ:「変わるものと変わらないもの」
アクセシビリティを取り巻く環境は、テクノロジーの飛躍的な進化と社会的な認知の広がりにより、激しい変化の中にあります。昨日の「驚き」が今日の「当たり前」となるほど、私たちの生活は日々便利に、そして多様にアップデートされ続けています。
しかし、どれほど技術や環境が変化しても、「年齢や障害の有無に関わらず、誰もが必要な情報にたどり着き、利用できる」というアクセシビリティの本質は揺るぎません。
未知の技術や視点に触れることで、参加者の皆様の中に新たな気づきや道が拓かれる、そんな機会を千葉から創出するという思いから、今回のカンファレンスでは「変わるもの」と「変わらないもの」をテーマにしました。
イベント当日
9月5日(土)、いよいよ開場!
来場してくださった方には、カンファレンスの開催にご協賛いただいたスポンサー各社のチラシを封入したトートバッグをお配りしました。

会場内の休憩スペースにも、スポンサー各社のポスターを掲示しました。
本カンファレンスは、スポンサー各社のご支援により開催することができました。
この場を借りて御礼申し上げます。

カンファレンスのロゴをあしらったアイシングビスケットとアクリルクリップも用意しました!
メインセッション
メインセッションの枠では、Palabra株式会社の山上さんと、日本航空株式会社の堀川さん、北さん、池内さんの3名が登壇されました。
文化芸術をひらかれたものに
登壇者:山上庄子さん
映画や舞台といった文化芸術を、誰もが楽しめるものにしていくための取り組みについてお話しいただきました。作品のバリアフリー化の手法として、以下の3つをご紹介されていました。
- バリアフリー日本語字幕
- バリアフリー音声ガイド
- 手話
中でも日本語字幕の制作について詳しく解説していただき、「声色の違いを伝える話者名の表記」「音や音楽の存在を伝える表記」「読み方に迷わないためのルビ」「心の声など音の変化」などの表現をご紹介いただきました。
また、日本語字幕の制作のポイントとしては以下の点を挙げられていました。
- ニュアンスやわかりにくさをどう表現するか
- 無音をどう表現するか
- 字幕を見るのではなく映画を見る体験になっているか
特に、制作で大事にしていることとして挙げられた「当事者性」と「作品性」のお話が印象に残っています。
当事者にきちんと伝わることが大事である一方、丁寧にわかりやすくしすぎると、作品の演出意図や背景を損なってしまう。作り手の意図から伝え方を考える文化芸術の現場には、ウェブサイトの制作とは違った工夫が求められているのだと感じました。
一方で、同じ場面で一緒に驚き、笑い、泣けるという「同時性」を大切にする姿勢は、あらゆる人が情報やサービスに等しくアクセスできることを目指すウェブアクセシビリティとも重なる話だと感じました。
JAL独自のアクセシビリティ施策~社内資格制度を通じた人財育成~
登壇者:堀川さくらさん、北彩乃さん、池内風香さん
日本航空株式会社様のアクセシビリティへの取り組みを、以下の3つの角度からお話しいただきました。
- 全体像
- 社内資格制度
- 当事者視点
まず、ハード・ソフト・ヒューマンホスピタリティ・発信という4本柱のもと、機内設備から専用カウンター、搭乗に不安のある方へ向けた情報発信など、アクセシビリティに関する幅広い取り組みをご紹介いただきました。
続いて、機内という特殊な環境に特化した教育が不足し、対応が個人の経験に頼りがちだったという課題から、社内資格制度「JAL Accessibility Assistant」が生まれた経緯についての説明がありました。制度が一貫して大切にしている、障害ではなく目の前のお客さまを見るという姿勢が印象的でした。
最後は当事者である社員の方から、丁寧なサービスが提供されていることと、お客さまがそれを安心して利用できることは同じではないというお話がありました。
「忙しそうだ」「申し訳ない」という理由で声をあげられない心理的なハードルを下げるには、抽象的な問いかけではなく具体的な選択肢を示すこと、そして案内にとどまらないプラスアルファのコミュニケーションを重ねることで、頼っていいのだと思える空気をつくることが大切だと語っていただきました。
セッション全体を通して、お客さま目線で旅の不安を解消しようという姿勢が一貫して感じられました。
直接お客さまと接するからこそ見えてくることを、制度や教育という形にして組織全体へ広げていく。提供しているサービスは違っても、知識やルールを満たすだけでなくユーザーの目線に立って本当に必要なことを考えるという点で、エンジニアである自分にとっても学ぶことの多い時間でした。
ライトニングトーク
ライトニングトークの枠では、株式会社コンセントの堀口さんと、昨年は来場者として参加してくださっていたかのんさんが登壇されました。
営業がウェブアクセシビリティを話せると、プロジェクトが変わる〜提案から組織浸透まで〜
登壇者:堀口真人さん
プロジェクトの中でウェブアクセシビリティの優先順位を上げるために、営業の立場でクライアントにどんなことを伝えるのかということをお話しいただきました。
優先順位を上げるための材料として、ウェブサイト品質やマーケティング施策、コスト効率、ユーザーの裾野、法規制、企業価値の向上といった複数の観点でのアプローチをご紹介いただきました。
提案する立場でクライアントにどう伝えるかというお話でしたが、実装を担う立場の自分としても、なぜアクセシビリティに取り組むのかを再認識しました。提案として約束されたことを形にするのは実装側であり、その内容に責任を持って制作に臨みたいと思いました。
わたしの一歩一歩
登壇者:かのんさん
昨年のアクセシビリティカンファレンスCHIBAに来場者として参加されていた、かのんさんに登壇していただき、日々の生活や挑戦してきたことをお話しいただきました。
現在小学4年生であるかのんさん。盲学校から地域の学校へ転校したときのことや家族とのお出かけで東京の街を白杖で歩いた経験、ファッションショーへの出演や読書支援アプリの紹介動画への出演といったお仕事のこと、SNSでの発信など、エピソードを通してかのんさんが考えたこと、感じたことをご自身の言葉で語っていただきました。
セッションを通して、考えたことや思いをご自身の言葉でまっすぐに伝えられているかのんさんの姿に胸を打たれました。特にセッションの最後に話された、年齢や障害の有無にかかわらず誰もが暮らしやすい環境が広がっていってほしいという願いは、作り手である自分に強く響いています。
日々の制作の先にいるユーザーの思いを忘れてはいけないと、改めて考えた瞬間でした。
スポンサーセッション
スポンサーセッションの枠では私、徳山と、株式会社Gaji-Laboの高橋さんが登壇しました。
アクセシビリティから見つけた、エンジニアとしての軸〜変わる技術、変わらない目的〜
登壇者:徳山申太郎
ノベルティからは私、徳山が登壇しました。
ノベルティに入社してからアクセシビリティに取り組むようになり、その取り組みが自分のエンジニアとしての軸となったことをお話ししました。変化の大きい時代の中で、変わらない軸を持って制作に臨むこと、自分にとってはその軸がアクセシビリティへの取り組みであることをお伝えしました。
自分のセッションを聞いてくださった方が自分にとって変わらないものを考えるきっかけになれば、また、進む道に迷っている方の手助けになればと願っています。
Issue駆動でスペシャリストの意図を届ける
AIコーディングエージェントによるアクセシビリティ向上
登壇者:高橋利明さん
AIワークフローの中でアクセシビリティの専門家が提供する価値についてお話しいただきました。
AIが一定水準以上のコードを出力してくれるようになり、制作のスピードも上がる中で、専門家の価値はその意図をワークフローの中に組み込むこと。AIが制作の速さを担保するのに対し、専門家はプロダクトの質を担保することが重要であることをお話しいただきました。
品質を保ちながら制作の速さを上げていくことは、専門家の知見があるからこそできることであり、自分もこの仕組みをどう作っていけばいいのか知りたいと思っていたため、非常に参考になる内容でした。
クロージング
クロージングでは、実行委員長の酒井からの挨拶に加え、千葉県庁の霜崎さん、久我さんにご登壇いただきました。
カンファレンス開催日の3日前に、千葉県が全都道府県で初めて「デジタル・ユニバーサルデザイン」のガイドラインを策定したことが発表され、策定に尽力されたお二人から、ガイドラインの内容と策定までの経緯をご紹介いただきました。
個人の力だけで職場のアクセシビリティを向上させていくことは難しく、組織を動かしていくためには全員の拠り所となる明文化されたものが必要であると考え、ガイドラインの策定に至ったという背景はとても貴重なお話でした。
ガイドラインは、他の自治体や民間の事業者も活用できる内容であるため、カンファレンスをきっかけに、今回の千葉県の取り組みが全国に広まっていくことを願っています。
セッションだけじゃない!アッカンRadioをオンエア!
すべてのセッションが終わり、会場では交流会が行われる中で、実行委員長の酒井と株式会社ディーゼロのゆうてんさんによるアッカンRadioをお届けしました。会場とオンラインから「コメントひろば」にお寄せいただいたコメントを紹介し、それに対して二人に答えてもらうという形式でした。
アクセシビリティに取り組む中での悩みについてのコメントや、技術の進歩によってこれからのアクセシビリティがどう変わっていくのかを考えるコメントなどを取り上げ、それぞれの経験や考えをもとに語ってもらいました。
現場でアクセシビリティに向き合ってきた二人のトークは、同じ課題を抱える方にとって参考になる部分が多かったのではないでしょうか。
さまざまなプロダクトを体験!体験ブースエリア!
さまざまなプロダクトを実際に見て触っていただける「体験ブースエリア」では、インクルーシブパートナーとしてご参加いただいた企業の皆さまにブースを出展いただきました。
PLAYWORKS株式会社 様
ちょっとずつ違う 様
株式会社Ashirase 様

富士通株式会社 様
コクヨ株式会社 様

また、プラチナスポンサーのGaji-Labo様、メインセッションに登壇された日本航空株式会社様、ライトニングトークに登壇されたかのんさんにもブースを出展していただきました。
株式会社Gaji-Labo 様

日本航空株式会社 様

かのんさん
各ブースでは、プロダクトを手に取りながら出展者の説明を聞く来場者の姿や、来場者同士で感想を交わす場面も見られました。
ノベルティのブースではクイズを出しました!
ノベルティもプラチナスポンサーとしてブースを出展しました!

今回「アクセシビリティクイズ」を作成し、ブースに来ていただいた方にクイズに挑戦してもらいました。

回答してくださった方には、ノベルティのロゴが入ったクリアポーチをプレゼントしました。

ウェブ制作に携わっていない人でも、アクセシビリティへの取り組みとはどんなことをしているのかを知ってもらえるような内容にしました。
アクセシビリティカンファレンスCHIBA 2026を終えて
今回のカンファレンスは、セッションも体験ブースも、ウェブに限らずさまざまな職種・立場からのアクセシビリティへの取り組みが集まる場になりました。来場者の方とお話しする中でも、そこが印象に残ったという声を多くいただきました。
スポンサーセッションでもお話ししましたが、私自身、昨年のアクセシビリティカンファレンスCHIBA 2025とアクセシビリティカンファレンス福岡 2025に参加したことで、アクセシビリティへの取り組みを自分ごととして深く考えるようになりました。エンジニアとしての軸が定まったのも、この経験があったからです。
今回のカンファレンスも、参加してくださった方にとって何かを持ち帰れる時間になっていたら、そしてこれから何かを始めるきっかけになっていたら嬉しく思います。会場まで足を運んでくださった皆さま、配信で見てくださった皆さま、本当にありがとうございました。
ノベルティではウェブアクセシビリティ支援を行っております。
ウェブアクセシビリティ支援で解決できる課題
- ウェブアクセシビリティに関してどこまで対応が必要か相談したい
- 自社のウェブサイトがどの程度アクセシブルなのかを知りたい
- ウェブサイトの利用率を向上させたい
- ウェブアクセシビリティを重視しつつ、デザイン性も担保したい
- ウェブサイトを使いやすくするためのアドバイスが欲しい
当社のアクセシビリティエンジニアがウェブサイトの隅々まで丁寧に診断を行い、一人でも多くの人が使えるウェブの実現に向けてサポートいたします。
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