COLUMN
コラム
こんにちは!千葉県船橋市のWeb制作会社ノベルティの飯野です。
Webサイトを作るにあたり、「お問い合わせ数を増やしたい」「申し込み数を増やしたい」など、サイトによってそれぞれ目的があると思います。
CTAとは、”Webサイトの訪問者に何かしらの行動を起こさせるための要素”。サイト制作の目的を達成させるためには、CTAを工夫し、ユーザーがアクションを起こしやすい導線を整えることが重要です。
今回は「CTAってなに?」という方にも分かりやすく、CTAを設置する目的や作成のポイントをご紹介します。
この記事でわかること
- CTAを設置する目的
- CTAのマーケティング効果
- 効果的なCTAを作成するポイント
3分でわかる!CTAの基本
Webサイトの目的を達成するための「CTA」
CTAとは「Call To Action」の略で、日本語では「行動喚起」と訳されます。Webサイトの訪問者を、何かしらの行動を起こさせるための要素です。
例えば、お問い合わせをしてもらうことが目的のサイトであれば、「お問い合わせフォームはこちら」「メールでお問い合わせ(無料)」といったボタンで、ユーザーをお問い合わせページへ誘導するものがCTAとなります。

CTAの目的は、Webサイトの目的を達成することです。Webサイトの目的は各サイトによって異なり、代表的なものには、
- 購入
- 資料請求
- 会員登録
- お問い合わせ
- 無料トライアル
などがあります。
CTAを効果的にすることで、Webサイトの目的を達成しやすくなります。
CTAの主な設置箇所
CTAはユーザーに探させてはいけません。ユーザーの視線や行動に沿った位置に配置しましょう。デザインやテキストと同じくらい設置場所は重要です。
一般的によくCTAが設置される場所としては、以下のような場所が挙げられます。
ヘッダー/ファーストビュー

ファーストビューは、サイトを訪れるユーザーが最初に目にする場所であり、Webサイトの第一印象を形成する重要なエリアです。そのため、ファーストビューにCTAを設置し効果的に活用することで、ユーザーの興味や関心を惹きつけることができます。
スクロールせずにページを離れるユーザーもいるため、重要なCTAはファーストビューに設置すると良いでしょう。
コンテンツの途中・直後

ユーザーがコンテンツを読み進めた後にCTAを設置することで、ユーザーの興味や関心を喚起し、アクションを促すことができます。
ユーザーの集中を妨げる可能性もあるため、入れすぎには注意しましょう。
フッター

ユーザーがページの内容をすべて読み終わった後に目にする場所で、ここで改めてアクションを促すことができます。
また、ユーザーがWebサイトを離れる前に、CTAを設置することで、離脱を防ぐことができます。
サイドバー

サイドバーは、Webサイトやアプリのコンテンツの脇に配置される領域です。
コンテンツの邪魔をせずにCTAを表示できるため、ユーザーの離脱を防ぐことができ、コンテンツと関連するCTAを表示して、ユーザーの興味や関心を喚起することができます。
しかし、ユーザーの視線が行き届きにくい場所に配置されるため、CTAに気づかれにくい可能性があります。
ポップアップで表示

ポップアップバナーは、Webサイトやアプリの画面上に表示されるウィンドウです。ユーザーの注意を引くことができるため、CTAに気づきやすく、行動を促す効果が期待できます。
ユーザーの操作を妨げる可能性があるため、ユーザーの反感を買う可能性があります。また、ポップアップバナーが頻繁に表示されると、ユーザーのストレスを増加させ、離脱につながる可能性があるため注意が必要です。
目的達成の鍵を握る、CTAのマーケティング効果
CTAはサイトの訪問者に何か行動させるための施策であるため、事実上、広告やサイト運用の効果を高める鍵を握ってる重要な要素です。そのため、まずCTAの質を高めることが、目的達成のための大きな足がかりになります。
コンバージョン率の向上
CV(コンバージョン)とは、Webサイトを訪問したユーザーが、Webページにおける最終的なアクションを起こすことを指します。
CTAは、Webマーケティングにおいて重要な要素である、CV(コンバージョン)を高めることができます。
CTAを設置することで、ユーザーが次に取るべき行動が明確になりアクションに移りやすく、目的のページへの到達率が高くなります。コンバージョン率を向上させることは、マーケティング効果の向上や収益の増加に寄与します。
リード獲得
リード獲得とは、見込み顧客の個人情報を獲得するマーケティング施策です。リードとは、自社に興味を持っており、今後顧客や利用者になる可能性がある企業・個人を指します。
お問い合わせや資料ダウンロードなど、メールアドレスや電話番号を入力するようなページのCTAを設置することで、リード情報を獲得することができます。
離脱を防ぐ
CTAを適切に設置すると、Webサイトを訪れたユーザーの離脱を防ぐことができます。ユーザーのニーズに合ったアクションを促すことで、動線の整った使いやすいWebサイトになります。
サイト内の別ページに遷移してもらうことで、サイトへの滞在時間が増える可能性が高まります。
効果的なCTAボタン作るポイント
ただCTAを置くだけでは十分な効果は得られません。ユーザーがアクションを起こしやすいCTAを作成し設置しましょう。
- CTAの数
- CTAの文言
- CTAのデザイン
について詳しく解説していきます。
CTAの数に注意
CTAの選択肢を減らす

CTAの種類が多すぎると、ユーザーがどのボタンを押そうか迷ってしまい、アクションを移しにくくなってしまいます。選択肢が多いと一見便利に感じますが、選択肢の多さから選ぶことを諦めてしまう「決定回避の法則」が働いてしまうためです。
CTAの数をなるべく絞り、選択肢を減らしましょう。
CTAの数を増やしすぎない

CTAは多ければ良いというわけではありません。
広告が多すぎるサイトで必要な情報が頭に入ってこない…という経験はありませんか?
CTAが多すぎると、胡散臭さを感じたり、使いづらいサイトになってしまいます。適切な位置にCTAを配置しましょう。
クリックしたくなる文言にする
文字数に注意する

人が1箇所で瞬時に理解できる文字数は13文字までと言われています。そのため、1つのボタンに内容を詰め込みすぎると、瞬時に内容を判断することが難しくなってしまいます。ボタンの外にテキストを設置する「マイクロコピー」などを使用し、文字の視認性に気をつけましょう。
リンク先がイメージできる文言にする

CTAをリンク先がイメージできるような文言にすることで、ユーザーのアクションを促しやすくなります。
例えば、資料請求を促すCTAであれば、「資料請求はこちら」ではなく、「無料資料をダウンロードする」のように、ユーザーがリンク先で何を得られるのかを明確に伝える文言を作成するとよいでしょう。
心理的ハードルを下げる

人は新しいものには警戒感を抱き、「得をしたい」気持ちより「損をしたくない」気持ちの方が強くなる心理傾向があります。ユーザーの不安を軽減するため、心理的ハードルを下げるような表記にするのも効果的です。
Webサイトを訪れる人は何かしらの不安や悩みを抱えているケースも多いでしょう。「こんな悩みを解決できるよ」ということを記載してあげることで、ユーザーの共感を得やすくなります。
緊急性を感じさせる

人が期間限定であるもの、数が少ないものなどに価値を感じる心理を、「希少性の原理」といいます。
例えば、「今だけ50%オフ」「先着30社様限定」など、今すぐ行動を喚起させる理由を持たせることで、サービスに興味を持ったユーザーが「今すぐ詳細を見よう / お問合せをしよう」といった行動の動機付けができます。
「今はまだいいか」と一旦保留にしている間に他社のサービスや商品と比較され、他社で契約されてしまうというケースを回避することができます。
ベネフィットを押し出す

ベネフィットとは、何かをすることで得られるメリットのことを言います。「資料ダウンロード」という文言だけでなく、その資料をダウンロードすることで得られるメリットを訴求します。
ベネフィットを訴求することで、資料ダウンロードする気がなかったユーザーに、「あ、こんなメリットがあるのか、ダウンロードしてみようかな」というように感情を動かすことが狙いです。
効果的なCTAデザイン
カラー
一般的には、Webサイトの差し色、アクセントカラーで違和感を作ってあげることがCTAボタンを有効化するといわれていますが、サイトによってはそうならないケースもあります。配色のバランスを見て、目を引くカラーを選びましょう。
また、赤系はセールや問題解決をイメージしやすい色、緑系は安全・安心といった印象を持たれやすい色、青系は、一般的に信頼感や爽やかさのイメージがある色、色が持つイメージもあります。このようなイメージを利用するのもよいです。
サイズ・形
スマートフォン上でも快適にCTAボタンを押してもらうために、ボタンサイズにも気をつけましょう。MIT Touch Labの調査によると理想的なCTAボタンのサイズは、平均的な指の大きさから考えて10mm×10mmが理想とされています。
また、ページ内のボタンと区別してCTAボタンは少しサイズを大きくしてみたり、形を少し変えてみるのもユーザーの目を引くやすくなります。
Webサイトのデザインに合わせて取り入れてみてください。
ホバーアニメーション
ボタンをクリックすると、ユーザーはボタンの動きによって、クリックしたことを視覚的に認識します。そのため、ボタンアニメーションは、クリック率を向上させるための有効な手段として活用できます。色や動きの変化など、「押した感」のあるホバーアニメーションをつけてみましょう。
ただし、ボタンアニメーションは、使いすぎると逆効果になる場合もあります。ボタンアニメーションが過剰だと、ユーザーの注意を引くことに成功してもアクションを促すことができない可能性があるため、適度に使用するようにしましょう。
また、ビジネス向け、子供向け、など、ターゲットユーザーに合わせアニメーションの雰囲気も考慮して作成することも重要です。
まとめ
CTAを設置する目的や作成のポイントをご紹介しました。
サイトの目的を達成するためにはCTAはとても重要な施策です。
千葉県船橋市のweb制作会社ノベルティは、Webマーケティングが得意な制作会社です。「CTAを改善したい」「CVを増やしたい」などお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください!