皆様こんにちは。
今日も寒いですね。雪国育ちの私ですが寒さには弱めです。
脱こたつを誓ってから早8年。今年の冬もエアコンと床暖房のみでなんとか過ごしています。
うまくいえばONとOFFの切り替えがはっきりしているタイプなので、こたつがあるとQOLが爆下がりするんですよね。
なかなかに難しい問題です。
さて。そんなこんなで、今日も隠れて裏ブログを書こうと思います。

※※※これは「社長の裏ブログ」です※※※
社員にバレるまで好き放題更新中。
個性爆発ノベルティの公式ブログはこちら→https://noveltyinc.co.jp/blog

WEB業界の今

一つ前の記事でWEB制作会社の進化についてお話ししましたが、今日は業界全体の変化について触れていきたいと思います。

WEBやITソリューションは事業をする上で切っても切れない重要な基盤となってきました。
そのため、時事問題や情勢の影響も大きく受けてしまいます。
2019年終わりから大流行中の感染症の影響も顕著で、様々な変化をもたらしました。

企業の広告費予算が削られたり、クライアントの倒産など、経営問題もそうですが、
最も問題視しているのは採用の方。

仕事を失ってしまった人、就職が思うように進められない人、無理な働き方に不満を抱えている人が溢れかえりWEB業界へ足を踏み入れる人が急増したのです。
これだけ聞けば業界が潤っていいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、残念ながら反対です。

誰でも簡単今すぐ商法

「誰でも1ヶ月でWEBデザイナー!」
「好きな時に働けるフリーランスデビュー!」
「PCひとつで稼げるスキルが身につく!」

こんな誘い文句を目にしたことはないでしょうか。
SNSやアフェリエイトサイトなどで見かける広告。
WEBデザイナーになるためのスクール商材への勧誘です。

WEBデザイナーになるためにはいくつも方法があります。
専門学校や職業訓練、オンライン学習、独学も可能です。
特に資格も必要ないので、正直なところスキルだけあればすぐにでも活躍できるし、「私はWEBデザイナーです!」と言ってしまえばそれはそれ。嘘ではないのです。

でもね、そんなわけない。
誰でも1ヶ月で簡単に稼げるようになるわけがない。
しかも初めからフリーランスを目指して、それでみんなが成功できるわけがない。
少し考えればわかることですが、今人生の岐路に立たされている人や何か行動を起こさないといけないと追い込まれている人にとっては少しの希望でもあるなら賭けてみたい、と思ってしまうのもわかります。

中には圧倒的なセンスとコネで成功する人もいます。
でもほんと一握りのごくわずかな人。
もちろん手厚いサポートをしてくれるスクールや専門学校もあるので、どこで学ぶか、というのが超重要になります。

フリーランスで成功するには技術を学ぶことも必要ですが、仕事を得る営業力の方が重要です。
いくら技術力が素晴らしくても営業力がなければ仕事は得られません。
ところが、ちゃんと仕事を得られるところまでサポートしてくれる商材なんてありません。
それどころか、きちんと技術を習得でき、業務レベルまでの成長をサポートしてくれる商材すら少ないのです。
規定のカリキュラムを終了したら卒業。ひどいところは動画を見て課題を出されてテンプレポートフォリオを作って終わりです。

つまりWEB業界が荒れている原因は、仕事がなくて困っている人にスクール商材を売りつけるビジネスが横行しすぎて「自称フリーランスWEBデザイナー」が量産され、希望を持ってWEB業界に足を踏み入れた未経験が路頭に迷う、という負のサイクルが成立してしまっているということです。

迷える仔羊たち

オンライン学習商材で学んだ「自称WEBデザイナー」たちは、企業に就職したい就活組と自力で生きていきたいフリーランス組に分かれます。
社員として採用すればもちろん一人前になるまで育てるのですが、今は圧倒的にフリーランス組の方が多いように感じます。

この「自称フリーランスWEBデザイナー」たちは「とにかく日本中のWEB制作会社にメールを送って外注を勝ち取れ!」と教え込まれているらしく、毎日膨大な量の外注くださいメールが届きます。
その内容は完全にテンプレート化されており、さらっと見れば「ああ、これはあそこだな」とわかるくらいみんな同じです。

簡単なプロフィールとWEB制作に対する熱い想い、ポートフォリオURLに料金表。
内容はほぼ一緒なので、何も参考になりません。

わざわざこれをブログ記事にしようと思ったきっかけがありました。
多い時で1日10通を超える外注くださいメールをいただくのですが、最近ではポートフォリオでさえもまっっっっっったく同じものが届くようになりました。
デザインも写真もコードも何もかもです。

ポートフォリオというのは、自分の技術レベルを売り込むためにありとあらゆるアピールポイントを集約し、他者との差別化を図る集大成のような実績作品集です。
そんな超重要とも言えるポートフォリオですら手を抜いて仕事をもらおうとしている人が増えてしまっているのです。

配布されているテンプレートをポートフォリオだと言って勝手に使用しているのかとも思いましたが、メールの文章やBASIC認証の掛け方も同じなので、おそらくこれをポートフォリオだと言って配布してOKだよん。と斡旋されているのだと思います。

流石にナメすぎだなと思う一方、このやり方で仕事をとれと教えられる程度の商材に手を出し、新しいチャレンジに心躍らせている人がどれだけいるのかと思うと憤りを隠せません。

プロフィールを見ると間も無く子供が生まれる方や元公務員の方、40代、50代の方までいます。
若い子はいいんです。何度でもやり直しが効くし、若いだけで可愛げもあります。

しかし、家族を養う立場の人や一人暮らしの人にとっては一世一代の大勝負の可能性もあります。
これがうまくいかなかったら後が無い人もきっといます。

出向元がわからない勧誘広告を見るたびそんな想いを巡らせています。

WEB業界のイメージ

WEB業界、荒れてきたな。と思い始めて2年弱。
このままいくと業界全体のイメージが悪くなっていくことを懸念しています。

ノベルティに入社してくれたみんなに聞くとWEB業界にはポジティブなイメージを持っていた人が多くいます。
カッコいいとか華やかそうだとか、手に職をつけたいとか、色々ですが、異業種転身や新卒の社員たちはネガティブなイメージよりも希望を持って入ってきてくれた人ばかりでした。

もちろん華やかな仕事ばかりではありません。
求められるものが大きい反面、常にスキルアップを目指していかなければいけない仕事です。
全てのフェーズにおいて簡単な作業はひとつもありません。
しかし、きちんと学び実績を重ねていけば手に職をつけることも独立することもできるのです。

そんな風に希望を持って足を踏み入れた業界で教えられたことが外注くれメールの送り方では手に職をつけるどころか、稼げるようになる前に消えていってしまいます。
そして、ボジティブだったイメージはネガティブなものに置き換わってしまいます。

今、「WEBデザイナーになりたい!」という人は本当にWEBデザイナーになりたいのでしょうか。
「誰でも簡単にPCひとつで!」と言われているから「とりあえずWEBデザイナーでいいか」とか「WEBデザイナーならちょっと勉強したらなれるんじゃ?」と安易な思いで選んでいるのではないでしょうか。

どんな仕事も簡単に稼げるなんていうのはまやかしです。
フリーランスになりたいのであれば、まずは就職をして手に職をつけて準備を整えてから独立するのが賢明です。
綺麗事ですが、本当にやりたい仕事はなんなのか、それは現実的な選択なのか、冷静に考えて欲しいと思います。

そして、ノベルティは一切外注はしていませんので、ノベルティで手に職をつけて成長したいと思っていただけるのであれば、是非社員としてエントリーしてください。
業務委託で無理難題を押し付けて厳しい待遇でこき使うような事は絶対にしません。

一刻も早く「誰でも簡単にフリーランスブーム」が終わり、WEB業界があるべき姿を取り戻すことを願っています。

お客様のために言いたいことは言うノベルティの創設者。
ひらめきとそれに従う機動力には定評があります。
趣味はゴルフと美味しいものをたくさん食べること。
ドS?いいえ。
愛です、愛。

PAGE TOP