クリエイティブ業界ではお世話になりっぱなしの「Adobe(アドビ)」、
弊社でもサイトデザインや印刷データの作成、写真の加工までAdobeさんのツールにはおんぶにだっこ状態ですが…
そんなアドビからiPad専用の新ツールがリリースされました!!
早くもイラストを描く人たちの間で話題になり、評判がいいので早速私も使用してみました。


イラストを描く人の話を少しだけしますすいません


私はもともと小さいころからイラストを描くのが好きで、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのジャケットなどで有名な中村佑介氏に憧れ、私も彼のように音楽にアーティストに寄り添い、なおかつ購買力を掻き立てるようなジャケットを描きたいと
イラストレーターとして活動することを夢見て上京し専門学校に通っていたほどでした。
(後に私のした仕事を中村さんが知って下さっていたことがわかり、とても感動しました)

しかしいざイラストを仕事にしようとしたとき、発生する問題…

アナログデジタルどちらを主としていくのか?

近年はパソコンやタブレットなどに触れる年齢層も下がっており、子供の頃からパソコンで絵を描いている人も少なくないのではないでしょうか?
そのため、そもそもがアナログで絵を描くことがあまりなくデジタルで作画を行っている方も。
しかしそもそも「絵を描く」ということを一番初めにやり始めたのは「おえかき」や学校や部活で行う水彩画などではないですか?

私は絵の具を塗り重ねる感覚や、紙のにじみ具合、絵の具の微妙な交じり具合によるその時々の色合いが大好きでした。
しかしアナログで作画する場合、直面する問題…
それは納品形式問題
媒体によるため一概には言えませんが、近年ではほぼ納品形式はデータです。
そのため、アナログでばっちり仕上がったとしてもそのままを納品するわけではなく、一度スキャンをし、データとして納品することになります。
このスキャンが厄介のなんのって…
コピー同様、光を当ててスキャンするわけなのでアナログの仕上がりを100%そのままデータにするのは不可能といっても過言ではありません。
淡い色は飛び、緑は黄ばみ…もちろんスキャナーの性能やメーカーによって癖や特徴がそれぞれありますが(私はイラストをスキャンするならcannonよりEPSONが好きです)

もちろん急速に進歩していくデジタルの時代で、イラストレーターの需要として多いのはデジタル作画を主とする方なのは間違いありません。
データの修正や、色味の変更、レイヤー分けしパーツごとに編集することも可能、仕事として使っていくには融通が利くデジタルが作家にとっても楽。
そういった色々があり、私はデジタル作画を主にイラストを描くことにしたのでした。


そんな泣く泣くアナログ作画を諦めたあなた


アナログ作画を諦めデジタルに移行した方が最初に選択するのは
アナログっぽくデジタルで描くのかデジタルだと割り切ったテイストにするのかです。
これも今後自分がどうやってイラストを描いていきたいか、それぞれのイラストの傾向やイラストを使ってもらいたい媒体ではどんな形がよく用いられているのか、
逆にほかの作家と差別化していくにはどうしたらいいのかなど…を考えて私は後者を選択しました。

スタイルもそれぞれにトレンドがあり、需要多めな流行りの絵柄と塗りが様々な業界で緩やかなスパンで変わっていくため、それを自分に取り入れていくのかどうかを考えて取捨選択していくのも何回でも試せるデジタルのいいところだと私は思っています。

アナログっぽくデジタルで描く選択をしても、もちろん書き心地としてはアナログとは大きく異なります。
テクスチャやペンツールのカスタムで寄せることは可能ではありますが「水彩ツール」になると話は別で、水彩の塗り重ねや微妙なにじみを再現するのはとても難しく作業工数がかかっていました。
それでも納品へのスムーズさ、色の再現度などを考えてデジタルを選択していた人も少なくありません。

イラストを描く人たちがよく使われているソフトは

  • CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオ)

「クリスタ」と呼ばれるソフトです。
もともと漫画の作成などで多く使われており私もその印象が強いです。
そのため、テキスト入力やトーンが豊富にあるという点でモノクロイラストにもとっても強いです。
同人誌などの作成で使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
イラストから漫画、アニメーションにも対応しているため、イラストだけでなく様々な作品作りをしたい方におすすめです。
Windows/macOS/iPadすべての環境用のソフトが提供されています。

  • ペイントツールSAI

こちらは一時期一世を風靡したといっても過言ではないダウンロード形式のお絵かきソフトです。
SAIの特徴は何といってもその書き味の良さ!
イラストを描くにはシンプルでとっても作業がしやすいのですが、テキスト入力や図形、グラデーションツール等はないため、必要であれば他と併用して使用する形を推奨します。
イラストレーターの中では線画をSAIで作成し、塗りをほかのツールでする方もいらっしゃいますよ◎
こちらの弱点は「CMYK」が選択できず「RGB」のため、入稿データの作成には向かないこと、Windowsのみにしか対応ソフトがないこと。
macOS/iPadは使えないのです…

  • PhotoshopCC

Adobeの写真加工用途でもともとリリースされていたソフトです。
ペンツールもあるためお絵かきはできますが、初期設定のままだととってもシンプル。
自分でカスタマイズしつつ環境を整える必要があります。
お絵描きソフトやデジタルに慣れた中級者以上の方におすすめです。

などがメジャーだといわれています。
今でもデジタルでイラストを制作する場合一番メジャーなのはPCですが、今回ご紹介する「Adobe Fresco」はiPad専用!!!!
PCを立ち上げる手間も省け、手軽にお絵描き出来、なおかつ優れたツールが登場したiPad。
時代はiPadに流れつつあるのではないでしょうか!(回し者ではありません)


Adobe Fresco(アドビ フレスコ)のどこが凄い?


もともとデジタルイラストを描く人たちの間でapplepencilはとっても書き味がよく、パフォーマンスが高いと好評でした。
続々とみんながPCと併用、またはiPadに移行していく中、先ほどご紹介した「ペイントツールSAI」はお絵かきソフトの中では群を抜く書き味ですが、悲しいことにiPadには今まで対応していませんでした。

上記のソフトはすべて有料でしたがなんとfrescoは無料

しかし今回登場した「Adobe Fresco(アドビ フレスコ)」はそれと同等…いやそれ以上の書き味なんです!!!

水彩のにじみが再現されている

従来のお絵かきソフトでも「水彩ツール」はほぼすべてに搭載されています。
しかしFrescoはその従来ツールとは全く違う新しい水彩ツールを搭載しています。

今までは水彩の筆で重ね塗りをし、ぼかしていく作業などが発生していましたが、

Frescoは勝手ににじむ!!!!!

これはデジタル作画における革命といっても過言ではありません。
水で絵の具がじわじわとにじんでいく様子、色が混ざっていく微妙な色合いがうまく再現されており、まるでアナログで描いているかのよう…!!
もちろん鉛筆やペンツールもありますので線を描写するのにも問題ありません。
手書き感覚で楽しくアナログチックなイラストができ、なおかつデータ納品もスムーズ!!

これ、アナログ絵師みんなFrescoにするのでは・・・( ^ω^)?

ただ機能性的には「ペイントツールSAI」が近く、テキストの挿入などの機能はなくシンプルなお絵描きツールとして使うものです。
しかしフレスコの強みは他のAdobeソフトのPhotoshopやillustrator形式にも強いこと…!!
入稿やその他の加工にもスムーズに移行できます!


AdobeのiPad無双始まると思う


現在iPadではFrescoのほかにPhotoshopやlightroomなどがありますが、illustratorもそのうちリリースされるのでは…?と思っています。
ぜひiPadでFrescoお試しください!
じわじわ~とにじむ感覚が癖になります◎

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